きぬ旅

多摩地区に住んでいる人なら一度は見かけたと思う”きぬた歯科”の看板… これを網羅すべく自転車で旅する男のブログです。

今回は自分が知っている最北端のポイントを
ノルマに後は適当にという方針で。
車で日の出イオンの駐車場へ行き
そこから出発。


まずイオンの前の道を東進、
滝山街道を右折、南下。
この道は無かったと思ったのだが
開始早々いきなりいやがる
60
60きぬた

木に埋もれている。
この道は滅多に通らない上に、こちら方向はさらに通らない。
間違いなく見落としていたと思われます。

さらに南下、あきる野インターを過ぎて
東京サマーランド前を左折、旧滝山街道へ。

峠を越えて戸吹町を右折、新滝山街道を右折して
トンネルの手前まで埋めてUターン、高尾街道を左折、北上。

またも峠越え、七曲り峠という名前だが
もちろんそんなに曲がってません。
(昔はもっとうねってたのかな?)

睦橋通りを越え突き当たり都道165号線を左折
ここは以前通ったので左斜め方向へ行く道に入る。
滝山街道に戻り、一旦左折して行きに曲がった
交差点まで埋めてUターン。
ここからが今日の本番。

滝山街道を北上、川を渡って坂を登った辺りに↓
61
61きぬた

ありました。かなりでかい看板です。
片面看板の裏側(画面奥)から来て、振り返って
きぬただったというパターン。
こういう時はいつも期待しすぎないように
「まさかきぬたの訳ないよな」
と思いながら振り返ってます。
…で、きぬただったりすると喜びも倍増します。

さらに滝山街道を北上、どんどん山の中へ。
途中に東海大菅生高校というのがあり
どうやら春の選抜に出場するらしく、大量のノボリが。
東京で2校の内の一つをたまたま見つけるとは思わなんだ。

さらに北上すると自動車専用のトンネルが…
どうするのかと思ったら脇に歩行者用の山越えルートが。
何だかいい感じの道、ちょっと進むと
akigawatonneru

こんなレトロなレンガ造りのトンネルが現れる。
当然一昔前はこちらが本道だったのでしょう。
このトンネル、外観も良いのですが、中の落書きの
クオリティーもかなり高いです。
やはり落ち着いてゆっくり描ける最高の環境だからでしょうね。

再び滝山街道に合流しさらに北上、
友田T字路を右折、小作坂下の交差点にて↓
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62きぬた

ありました。ただこのちょっと先にもあるはずなんだけどなあ。

というわけで交差点を左折、奥多摩街道へ。
坂を登って新奥多摩街道との合流点河辺東にて↓
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63きぬた

これが今日のノルマの一枚。
私が知っている限りの最北端ポイントです。
さっきの看板からいくらも離れてませんが。
ちなみにこのポイントはギリギリ青梅市内に入ります。
…ずいぶん遠くまで来たなあ…

ここからは以前のルートと結びつつ
埋める感じの走り方になります。

河辺東を右折、ちょっと進み小作坂上を右折。
再び小作坂下へ戻り左折、奥多摩街道を南下。

玉川神社があるY字路を左折、新奥多摩街道にぶつかる。
この地点が以前埋めた新奥多摩街道の最北端。
ここを左折してさらに新奥多摩街道の北を埋める。

小作坂上まで戻り、ここを右折する予定だったが、
河辺駅まで行くと効率良く、北側の線路沿いの道を
埋められるようなので、そのまま直進。

河辺駅に到着、ここまでは残念ながら無く駅の北側へ。
ここから線路に並行する割とお店の多い通りを埋めていく。
ただ、街路樹がある上にお店も多いので
あまりこの通りには期待はしていない。
(経験上そういった道はあんまり無いと思っている)


…が、前回の旅に続き、またしても自分の定跡は覆される↓
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この道はかなり舐めて掛かってたので
軽くカウンターパンチを食らった感じでした。
まあ、嬉しいんですけどね。

しばらく進み、以前のルートとの合流点
富士見小西を右折、羽東1丁目を右折して
新奥多摩街道も越えて、だいぶ前に曲がった
奥多摩街道の玉川神社へ戻る。


ここからさらに奥多摩街道をコンプリートする選択も
あったが、さすがに疲れてきたので、
最短ルートとしてこの先にある「羽村大橋」から帰ることに。

ということで奥多摩街道を南下、羽村大橋東詰を右折。
多摩川を渡る本当に大きくて眺めの良い橋。

もうこの先は特に期待してなく、ただ帰るために
景色の良い橋の上を気持ちよく走っていた。


…が何だか橋の向こうに黄色い何かが見える…
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近づくとやはり…

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…すごいなあ、いつだって予想を上回る。

ちなみに引きで見るとすごい設置場所
hamuraenkei2

土手から生えてます。

反対側から見るとなかなか壮観。
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景色も良いですが、どうやら渋滞しやすい場所
みたいなので設置場所としては理にかなっているか。


というわけで思わぬ収穫を得つつさらに進み
一旦都道165号まで行ってUターン。

いなげやの交差点を左折して道を埋めつつ
再び都道165号に合流、少し先のT字路を左折、
無事イオンに戻り晩飯を買って終了。



正直、北の方面はあんまり期待してなくて
(経験上、南側の方が多い印象がある)
今回もせいぜい2~3個と踏んでただけに
嬉しい誤算となりました。
こりゃあ北は少ないという認識は改める必要がありそうです。

ただここんとこ3回連続で北をやったので
次は久しぶりに南の方へ行こうかと思います。
一応ノルマの最北端ポイントも埋めたし。

知っているポイントがかなり埋まってきて
さらに楽しくなってまいりました。

収穫6(合計65)

旅13の途中、あきる野市内にて
「山田うどんこちら→」
みたいな看板を見つけました。

山田うどんというと関東圏でチェーン展開している
うどん、定食のお店。

大体割と大きめの通り沿いにあって
看板がグルグル回っているという印象しかありません。

外観はこんな感じ↓
yamadaromen

まさしく国道沿いとかにありそうなチェーン店といった感じです。
ちょくちょく見かけますが、この外観と
こんな感じの立地しかみたことありません。


なので、そもそも通り沿いに店が無く
看板で誘導しているというのが不思議で
裏に入ってみると…

yamada3

yamada2

yamada1

…こんなんがありました。
路地裏にして民家一体型。
山田うどんの屋号を抜けば、まさしく町の定食屋。
しかしあのかかしのマークは山田うどんそのもの。
ノボリとかあるし、きっとメニューは一緒なのでしょう。

結構ビックリしました。
通り沿いのいかにもチェーン店みたいなのしか
知らなかったので、こういうのを見ると
「ああ、こんな感じからだんだん大きくなってたんだなあ」
と、感慨深くなってしまいました。
(別にここが本当に古いかどうか知りませんが)

そしてそんな店が今も元気に営業しているのが
なんだか微笑ましかったりも。

ただ山田うどんと言えば元々埼玉なので
何でここなんだという疑念はいまだに晴れません。



ちなみにですが数年前、北尾トロという人が
山田うどんが好き過ぎて山田うどんの本を出したことがあります。
タイトルは「愛の山田うどん ---廻ってくれ、俺の頭上で!!」です。
当然この廻ってくれ、は山田うどんのシンボル、回転看板のことです。
(当たり前ですが、写真の店にはありません)
で、その際本人がラジオで言っていた話。

「回転看板は山田うどんの社長がアメリカに行ったときに
見て感動して、どこよりも早く日本で採用した。
すなわち回転看板の元祖」

「店の理念はカロリーのK点越え」

「その本はお店で売っているのだが、注文する際
○○うどんと”山田本”と言うと本当にうどんと本がテーブルに来る」
(今は無いと思いますが…行かないので分かりません)

といった話。
なかなかインパクトがあって面白かったので
いまだに覚えています。


ちなみに分かる人はすぐ分かると思いますが
このラジオはNACK5です。
埼玉のラジオ局ながら聴取率は関東ナンバー1!
こじゃれた外人DJも無く、ゆるい感じの番組内容、やりとり、選曲
そして、私には全く必要のない埼玉の交通情報。
仕事との相性ばっちりです。
配送の仕事をしている時は私もかなりお世話になりました。

ブログの最初の頃に書きましたが
嫁もきぬた集めをしています。(車で)

私自身のきっかけでもあるのですが、
きっかけは嫁と車に乗っている際、きぬた看板を見て
思い付きで言ってしまった私の一言。
「カーナビに登録してけばきぬたマップできるよ」

ギャグで言ったつもりだったんです。
そんなことやるとは思ってなかったから。

ただ何故だか嫁は乗り気。
その時私はある恐ろしい事態に気付きました。
そして何度も忠告して止めました。

「それ、実際やったらカーナビが針のむしろになるからやめて!」…と

…残念ながら一度決まった意志はそうそう崩れません。

押し問答を繰り返しながら徐々に登録していく嫁。


そして現在↓



yomecar


もうカーナビの登録情報は何の価値もありません。

どこに何があるのかさっぱり分かりませんから…


まあ、いいけどね。

今回はつい先日嫁と日の出町のイオンに
車で行った際に見つけてしまった奴をノルマに
後はテキトーに。

陣馬街道「小田野」を右折
美山小学校東を右折、峠越え。
突き当たり、上川橋を左折して
上川霊園入口を右折、峠越え。

…何か最近山登りしてばっかだなあ…

トンネルを2つ越えて秋川を渡ったところにノルマの1枚↓
57
57きぬた

これは間違いなく以前は無かったはずです。
何故ならこの道はイオンに行くときにしょっちゅう
往復してたからです。
無いはずと思っていたから以前この近くを通った際も
ノーマークでした。
(今後もこの道を埋める予定すらなかった)

先日ちょっとだけ久々にイオンに行くことになり
走っていた時にいきなり見つかりました。
見つけた時は思わず
「うおうっ!」っと叫んでしまいました。
それぐらい頻繁に走っていた道なんです。
(ここ最近行ってなかった程度)

案の定、ストリートビューにはありませんでした。
やはりちょっとでもスキを見せるとドンドン増殖してきます。
恐るべし。


そのまま山田の交差点も直進
突き当たり西平井のT字路を右折
少し進み川を渡ると↓
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58きぬた

いた。
ここ2~3回で田舎の橋のふもとにあるパターンが
やや続いている。(といってもこれで3個目、51と55)
何か配置パターンに妙な癖があるんだよなあ…


そのまま東進。
その後は無く、福生駅西口に到着。
線路を越え駅の東側の大通りを左折、北上。
何だか店が多く、賑やかな通り。
こういったとこは経験上大体無い。

途中羽村駅の東口を覗いて富士見小西を左折。
線路を越え、突き当たり左折、羽東一丁目を右折。
新奥多摩街道を左折。

この通りにやや期待していたが
通り沿いに延々と街路樹がある。

街路樹がある通りは看板を設置しても
目立たないこともあるせいか、今まで見たことが無い。
嫌な予感を持ちつつ、しばらく走るものの案の定無い。

…が、だいぶ走ったところでやはり
私の浅はかな読みは外してくれた↓
59
59きぬた

…もうきっと見えるかどうかは問題じゃないんですね。

効率良く看板を設置するより
「この道にうちの看板が無いのはおかしい」
という意志の強さを感じます。

どんな理由にせよ前の看板からだいぶ走って
今日はもう2つでいいか、と思ってたとこだったので
とても嬉しかったです。


そのまま直進。
内出交番前から前回埋めてなかった旧奥多摩街道へ。

期待しつつもここは無く、
そのまま前回の合流点「拝島三差路」に到着。

この時点で五時過ぎだったので、
探索は断念して直進、16号交差点、拝島町を右折。
後はひたすら直進(また山)
インターも通り越し山も通り越し
浅川についたとこで川沿いに消えて
本日は終了。


未開の道に行くと大概一個位は
設置してくれている。
…ありがたいことです。

そりゃやめられませんな。


収穫3(合計59)

旅12にて60kmという距離が出て
まあ割と走ったなあと思いましたが
そもそもこの旅は看板探しがメインなので
スピードがでません。
なので、割と走ったなと思っても
それほど距離は伸びません。


で、何年か前に、たぶんこれが一回で走った最長記録
だろうと思われるサイクリングをしたことを思いだしました。
それは今、旅で使っているネオチャベス号(ママチャリ)で
茨城県の石岡(ばあちゃんの家)に何故か行った旅です。

「行けるのかな~」と思っただけで行ってみたという
単なる思い付き旅です。

当然ルートなんて決めていなくて、
条件としては”都心だけは通らない”
(せっかくのチャリ旅でわざわざ都会を走りたくないから)
といった程度です。

基本的に「何となく北東に行けば着く」
みたいな感じでその都度地図を見ながら
適当に道を選ぶ、といった行き方でした。

ある程度進んでは地図を開いたり
一服したりするので、きぬた探しよりは
早いにしても、まあまったりとした旅です。


せっかくこのブログをきっかけにグーグルマップの使い方を
覚えたので、記憶をたどりながらそのルートをおこしてみました。
所々間違っているかも知れませんが、大体あっています。
また、ざっくりと線を引いたので距離は縮んでいると思いますが
たぶんそんなに変わらないと思います。



ルートの距離が130km。
なんかもっと走った気がしたのですが、
実際はこんなものなのかな~って感じでした。

確か12:00に出て、着いたのが25:00ちょうど。
時間にして13時間。
単純に平均時速10kmということになります。

これも「なんか思ったより遅いな」と
思ったのですが、あれだけ調べながら行って
さらに飯2回(晩飯は飲み屋で一献)
を考えるとまあこんなもんかなとも思います。

それより線を引いてみて感動したのは
その直線具合!!
適当に選んだ割には、ほぼ一直線で目的地に
向かっています。
これはこうやって地図に書き込んでみないとなかなか分かりません。

またこうやって道程を振り返ると、なんか
「すげえな、俺」
って思えたりします。
オススメです!


…といったチャリ旅の思い出でした。


最後に……
実に有意義な旅でしたが
10時間以上走るのは素人にはオススメできません。
10時間以降はガチで腰に限界がきます。
次の日は完全に死に体です。
せっかくばあちゃん家に着いたのに…

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